国試必勝勉強法

社会・環境と健康の勉強法!過去問の傾向も解説

教科別勉強法&過去問解説第1弾は「社会・環境と健康」です!

社会・環境と健康ってあんまり管理栄養士っぽくないし、なんだかやる気がでない

そんな分野です…

範囲が無駄に広いし、一つ一つ独立しているし、聞いたことあるようなないような…まあとりあえずよくわからん!くるくるぽーーーい!ってしたくなる。

 

後回しにしてしまいがちだけど、ポイントを絞って勉強していきましょーっ!ポイせず解説はちゃんとしてますよ!!

 

社会・環境と健康の勉強法

①参考書を使ってインプット

まずは参考書を使って覚えていきます。私が使っていた参考書は「QB(クエスチョンバンク)」。他ページでも紹介しまくっていますが、本当に使いやすかったです。QBを手に入れてから、勉強がスムーズにできるようになりました。

 

最新版は例年7月上旬に発売なので、最新版が出版されるまで待つとよいと思います!ただ、今すぐどうしてもやりたい!!という場合は、2018年度版購入をおすすめ。2017年以前だと、ガイドラインが変更されていたり数値が変更されていたりと情報が古い場合があります。

QBに合わせて既卒の方におすすめなのが「栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして?」。根本的なところから丁寧に解説してくれています。学生とは違い、授業での噛み砕いた説明を受けられない既卒受験。この参考書はそれをクリアしています。リアルな現場の声をもとに作られているので、イメージを膨らませやすいです。

 

これらの参考書を使いながら、各項目を覚えていきます。

社会・環境と健康の出題項目は、

①社会と健康
②環境と健康
③健康、疾病、行動に関わる統計指標
④健康状態・疾病の測定と評価
⑤生活習慣の現状と対策
⑥主要疾患の疫学と予防対策
⑦保健・医療・福祉の制度

厚生労働省HPより

幅広くまんべんなく出題されるので、全てに目を通す必要があります。また、公衆栄養学と重複する分野については、一緒に学習していきます。

 

 

②過去問でアウトプット

①参考書でインプットができたら過去問をやります。

公衆衛生活動の項目インプット→該当箇所の過去問を解きアウトプット

というように、細かくやることをおすすめします。どこの段階で区切るかは、おまかせしますが、多くのページを一気にインプットするのがつらい方は、細かく区切っていきましょう。

 

ちなみに私はかなり細かく区切っていました。2~3ページ理解したら、過去問を解くくらいの細かさ。一気にやるとキャパの狭い私の頭はパンクするので。

 

私が使っていた過去問集はこれ。分野ごとになているので、今紹介している勉強法にぴったりです。

 

 

③再び参考書に戻る

②の過去問を解いた時に、まだまだ理解しきれていなかった部分が出てくると思います。そこをもう一度参考書に戻って確認します。

 

あー、だから間違ったのか。

 

と気づけるまで参考書とにらめっこ。

 

以下、①~③をひたすら繰り返します。




 

各項目の過去問から見る傾向と対策

①社会と健康

公衆衛生分野で基本となる部分。最初に覚えておくと◎

健康や公衆衛生の定義、予防医学、歴史などが問われます。

 

予防医学では、一次予防・二次予防・三次予防の違いをしっかりと把握すること。これは社会・環境と健康以外でも、応用問題に出題されるなど例年よく問われる分野です。

私は、ノートに一次から三次予防までの一覧を書き出しました。

 

歴史の勉強法のポイントは、まず大枠の流れから理解すること。最初から全部年号をゴロで覚えようとしないように!!

 

 

 

②環境と健康

問題を解く中で慣れていく!

下水道の普及率や廃棄物、公害などの私たちを取り巻く生活環境が問われます。

公害については、「どの場所で・何の物質が・何を引き起こしたか」この3点セットをおさえましょう。

 

 

③健康、疾病、行動に関わる統計指標

統計は最新の情報を追うことが重要!!

・死因統計
・平均寿命、健康寿命
・患者調査

など様々な統計が出題されます。

 

最新の情報の集め方は2つ。

1つ目が、その統計を出している国や団体のサイトで確認する。その場ですぐに確実な情報を集めることができます。しかし、その統計が見つかりにくいという側面もあるので注意が必要です。そんなときに役立つのが2つ目の方法。

2つ目が、新たに受けた模試の解説から勉強するです。模試は最新の情報や、近年の国家試験の傾向を反映させた問題が多く出題されます。解説には詳しいグラフなどが載っていると思うので、それを活用するのが一番確実かと。

2つの方法を併用することで、統計対策はOKです。

 

 

④健康状態・疾病の測定と評価

社会・環境と健康での難関。テストでもよく問われる項目。ここでひと踏ん張り!!

タイトルからじゃ何かわからない!!

とツッコミたくなりますが、いわゆる罹患率とか、相対危険とか、オッズ比とか、バイアスとか、コホート研究とか、スクリーニングとか…

 

つまり…

みんな嫌いなところです!

 

この分野で重要になるのが、具体的な事例で考えてみること。相対危険を参考書で学ぶとして、悪い勉強法と良い勉強法を見てみましょう。

曝露群の罹患率/被曝露群の罹患率と言葉で覚える

「相対危険=喫煙(曝露)によって、肺がんの発症のリスクが何倍になるか?」と具体的な事例に当てはめて考える

このように、言葉ではなく実際の疾病などに当てはめながら考えていくと、難しいという先入観から抜け出すことができます。

 

 

⑤生活習慣の現状と対策

健康日本21をベースに、細かい指標に派生させていくスタイル

この項目でまずはじめにおぼえたいのが、健康日本21!

・第一次健康日本21と第二次健康日本21の違い
・第一次健康日本21の目標達成率(最近はあまり問われていないような)
・第二次健康日本21の目標数値

これらをおさえれば、OKです◎
過去問、模試を解きながら実践で覚えていきましょう!

 

そして健康日本21を学びつつ、睡眠の指標や飲酒状況について派生させながら覚えていくと、流れで頭に入っていきます。

 

 

⑥主要疾患の疫学と予防対策

参考書→過去問→参考書の勉強が一番やりやすい

がんやその他の疾患の統計、感染症などが問われる項目です。

 

統計については、上述したように最新の情報を追うことが重要!!2つのポイントをおさえながら最新の統計を覚えていきましょう!

 

感染症については、大まかな定義を理解してからゴロで覚えました。
一類感染症はやばそうなやつだな。二類感染症は次にやばいやつなんだな。と大まかに理解した後に、それぞれに分類される感染症をゴロにしました。

大まかな定義がわかっていれば、最悪ゴロを忘れたり、ゴロにしていなかった感染症が出題されたときに対応することができます。

最初から全部ゴロ頼りはNG

 

⑦保健・医療・福祉の制度

自分の生活に当てはめて考えてみる」「なりきる」と覚えやすい!

ここの項目は嫌いな人が多いと思います。医療保険、社会福祉、母子保健、介護保険、学校保健…

法律ばっかりでやってられるかーーーーー!!

と叫びたくなる強豪ぞろい。

 

でも実は、強い敵なだけあって、倒すととってもお得なことが。なんと公衆栄養学にも応用がきくんです。公衆栄養学のテキストも一緒に開いておくと、かなりのページ数を攻略したことになります。

 

この項目の勉強方法のポイントは、「自分の生活に当てはめてみること」「なりきること

例えば母子保健法を学んでいると仮定。

自分が赤ちゃんを産んだと妄想します!

赤ちゃん産んだら母子手帳いるな。
母子手帳はどこで交付される?
市町村に行けばいいのか!
赤ちゃんの情報はどこまで記載されているんだろう。

というように、リアルに想像することでイメージが定着しやすいです。

 

法律というと難しく感じますが、私生活に直結する大事で今後の生活にも役立つ項目です。

 

 

社会・環境と健康勉強法まとめ

ここまで各項目の要点を紹介してきました。最後に社会・環境と健康の勉強法で重要となるポイントです。

要点まとめ

・社会・環境と健康は、様々な項目からまんべんなく出題されるため、全てに目を通す必要がある

参考書→過去問→参考書の順で勉強する

・各項目でのポイントをおさえる

これをきちんとやることができれば、社会・環境と健康の分野は怖くない!!国家試験対策がんばってください^^

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